12月8日、同志社大学の社会学部の授業の一コマでゲストスピーカーをつとめました。母校ですが、卒業したのは、14年前。新しい校舎がたくさんできていて、様変わりしていました。
カミングアウトの非対称性、マジョリティである異性愛者はカミングアウトする必要がなく、不可視のマイノリティにはカミングアウトが必要という構造について、「障害」とはいったい誰がどのように決めるものなのかなどをお話をしました。
一番力が入ったのは、18歳選挙権と新聞のスタンス。
参議院議員だったという話をすると自然に選挙制度の話になり、来年夏に参議院選挙の予定で、18歳選挙権が開始される、政治に興味を持つことの重要性につ いてと、新聞はすべて同じ主張をしているのではなく、それぞれにスタンスがあるので読み比べてスタンスを把握することの大事さについて熱弁。
意識調査では、若い世代ほど同性愛に寛容であることははっきりと示されていますが、それが政策に結びつかない理由の一つは、若者層の政治への無関心と投票率の低さではないかと指摘しておきました。
しかし、早起きが苦手だった自分の学生時代と比較すると、9時からの授業にきちんと出席している学生さんに感心します。
今回は授業で話ができる貴重な機会をいただき、ありがとうございました。