昨年の10月15日から19日まで、イギリス、スイスの大学などからお招きいただき、Sexual divercity in Japan というテーマで講演を行わせていただきました。
・10月15日(木):エジンバラ大学
・10月16日(金):ロンドン大和日英基金
・10月19日(月):チューリッヒ大学
海外での講演ですので、すべて英語でスピーチです。原稿を用意しているとはいえ、ちゃんと伝わるか・・という不安をよそに、講義が終わると、参加された皆さんからたくさんの質問やご意見をいただきました。
今回講義を聴いてくれた方々は、日本研究を行っている大学の学生さんや、日本との交流を行っている団体の皆さんだけあって、日本が好きで、アニメや映画、ファッションなども含めて日本の文化に詳しい方が多く、
「日本は歌舞伎や宝塚など、文化の面では男女の境界に寛容(男性が女形を、女性が男性を演じる)なのに、現在の日本の法制度はそれについていっていない。どうしてなのか」
「日本の仏教では、お稚児さん(お坊さんの男色)の存在があるが、宗教によってとらえ方にどういった違いがあるのか」
など、鋭い質問をいただきました。
普段、日本にいたら疑問に思わなかったことに気づかせてもらい、充実した海外講演となりました。
写真は、チューリッヒ大学の講義の様子と大学屋上からの風景です。